投稿日:2011年12月8日
早いもので、今年も残すところあとわずか。
季節感を感じさせない暖冬のせいか、いつの間にか年の暮れになっていました。
クリスマスソングが流れる駅構内を歩いていると、心なしか人々の足取りが早くなっているようにも感じられます。
忙しない師走の雰囲気は、嫌いではありません。
いろいろあった2011年を振り返り、ちょっとした感慨に浸りたくもなります。
そう言えば、今日はジョン・レノンの命日でした。
毎年、『Happy Xmas (War Is Over)』を耳にする頃に、この日がやってきます。
1980年12月8日、突然の凶弾に倒れたジョン。
久々の活動再開後発表されたアルバム『ダブルファンタジー』が注目を集めていた矢先の出来事でした。
僕は、いわゆるビートルズ世代よりも後の世代になりますが、大きな衝撃を受けました。
当時、高三で共通一次を控えて受験勉強の真っ最中。
(もっとも、「ながら族」でラジオを聴いているのか勉強しているのか、どちらかわらかないような生活でした。)
その夜、ラジオからは一晩中ジョンの曲が流れていました。
下宿で深夜一人、じっとラジオに聴き入っていたことを、昨日のことのように鮮明に憶えています。
あれから30年以上の歳月が過ぎ
高校生だった僕はそろそろ初老を迎えんとし、今度は子どもが受験勉強の真っ最中。
少年老いやすく学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
今になってしみじみ実感できます。
残された時間を大切にしてください、などと患者さんに語っている場合ではありません。
ほんの少しの刹那ですら時を疎かにできないのは、皆同じ。
進歩のない自分を戒め、また一からスタートする気分で新年を迎えたいと思います。
Just like starting over
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